日本のテレビ報道ではアメリカやヨーロッパの激増する感染者数を取り上げ、日本人は政府の依頼にひたすら耐え忍ぶ素晴らしい国民性だと笑顔で褒めている。が、果たしてそんな状況だろうか?現状はコロナ感染者数が63万5283人であり、感染死亡数が 1万846人に急増している。欧米ではコロナ対策をウイルス戦争と宣言し、全国民の生命を守るため真剣に取り組み始めた。どんな国(例外はある)が国民は基本的人権の享有を保障されている。日本も法治国家なので、政府は真剣に取り組まなければならないのである。生命権と国家の観点から、新型コロナ感染症対策により生命への危機を低減させる義務を明らかに負っているのである。コロナに感染し苦悩している1万人以上の患者が病床が一杯との理由で自宅待機を余儀なくされているこの事実は違反だともいえるのではないか?近代先進国との自負がある日本国のコロナ・ウイルス感染症対策について検討してみましょう!感染症対策の常套手段とは、 すみやかに感染者と非感染者を見つけ出し感染者を隔離する。感染経路を特定する。コロナウイルス感染症の場合、有効なPCR検査があるので即実地し、拡大を防止する事である。ウイルス感染症は短期決戦が肝要であり、長引けばウイルスは人を介しどんどん変異し毒性も強くなる。ウイルス専門家なら熟知しているはずである。ではなぜ、先進国?の日本が、このような当たり前の感染症対策が1年と数か月たっても出来なかったのか検証してみましょう。近隣アジアの国々のコロナ感染症対策を見比べるとその差が甚大であることがよく理解できるでしょう。

・日本 総人口1億2548万人 感染者63万5283人 死亡者 1万0846人

・韓国 総人口  5182万人 感染者12万6678人 死亡者   1874人

・台湾 総人口  2360万人  感染者      1183人 死亡者     12人

もちろん総人口の差がありますが、各国の感染症対策の取り組みが生み出した感染者と死亡者の結果である。 韓国政府の徹底した感染者の特定とPCR検査防疫対策を国中で実地し、感染者隔離の病院も大企業の協力のもと臨時病院を構築し始めた。また、街中に消毒液を噴霧し、あらゆる検査場を設けていた。その同時期に日本ではPCR検査もせずに、専門家も感染者の陽性率が70%であり実地しても意味がないと嘯いていたのである。日本政府は韓国対策の成功を見ても、未だにPCR検査を実地することもなく、民間会社のPCR検査に委ねているのが現状である。韓国も中東呼吸器症候群(MERS)、台湾も重症急性呼吸器症候群(SARS)を過去に経験し、即座に検疫の強化に踏み切る初動対応を可能にしことと、韓国も台湾もIT化が日本より遥かに進んでいることも否めない事実である。世界中を席巻したコロナ感染症が先進国と勘違いしていた日本組織の劣化した実態が曝け出したようだ。コロナ感染症のワクチンもしかり、接種場所や予行練習もしているが、国民の生命を守るワクチンがいつ届くのか誰も分からない!この失態は政治家だが、選んだ国民の責任である。

作家 獣医師  堺 英一郎